なんと写真をアップロードするとAIで画像を認識して漫画などの背景として使えますよ。
というやつらしいです。
Line Drawer(線画化AI)とは、写真を線画化することができるAIです。写真をトレースして線画を起こす作業は大変な作業です。Line Drawerは、写真をアップロードするだけでAIが高速に写真を線画化します。デザインや漫画の背景に利用しやすいような線画になるように学習しているので、ダウンロードしてすぐに使うことができる線画をGETできます。
余りにもAIというワードが使われすぎて、見かけるとホンマか?と思ってしまうようになった悲しい男ですが、このサービスはどんなもんかと気になったので試してみました。
使い方としては会員登録をして写真をアップロードするだけで変換が始まります。
一枚の画像に対して6パターン出力されます。
時間はおよそ1分程です。画像の大きさなどによって若干変化はあるようです。
ウォーターマークのついた画像が出てくるので欲しいものがあれば購入する、というような形です。
ちなみに1枚あたりのお値段は非月額会員(最も割高)で480円です。
まあ…高いですよね。
クオリティを確認してからダウンロード出来るので無駄金を払うことはありませんが、なかなかのお値段だと思います。
実際に試してみました。
試してみた写真はこちらです。
エスカレーター_オリジナル |
サイトを見た感じだと、こういった建造物や人工物が得意な雰囲気でしたのでまずこちらで。
出力された全パターンがこちら。
エスカレーター_線画1 |
エスカレーター_線画2 |
エスカレーター_線画3 |
エスカレーター_線画4 |
エスカレーター_線画5 |
エスカレーター_線画6 |
個人的には線画5が一番好きです。他は線画というよりは鉛筆画のような感じでしょうか。
あと自分でも試しにやってみました。
エスカレーター_線画 |
意外とやれるもんですね。
ちなみにこちらの画像だとこうなります。
街並み_オリジナル |
街並み_線画1 |
街並み_線画2 |
街並み_線画3 |
街並み_線画4 |
街並み_線画5 |
街並み_線画6 |
やはり難しいようですね。
海の部分や街明かりが不自然になってしまいます。
こちらは自分でやるとこうです。
街並み_線画 |
自分の好みの感じにできるのは良いですね。
そして実は元は動画なので線画の状態で動画にするとこちら。
動画にすると謎の立体感が出ますね。意外な発見。
総合評価としては10点満点中…5点!くらいだと思います。
クオリティは不得意な分野はとことんダメだと思います。
おそらく運営側もそれを知った上で、6パターン出して確認後に課金してダウンロードという形を取っているのだと思います。
とはいえ人工物であればそこそこいけると思います。
しかし漫画の背景に使うのであれば、実写を線画に加工して使うより、ある程度トレースして不必要な部分を省く方が自然だと思います。
好みの問題かもしれませんが。
近年、こういった動画、素材周りで面白いサービスが出ているのでまたの機会に検証、紹介したいと思います!
では